2005年12月07日
Sugaの洗艇術!?

僕のフネは購入から2年半が経ちますが、
今でもキレイだねぇ~と言われます。
べつに何のことはなくて、帰って来たらちゃんと洗ってるだけです。
それだけの話なんですが、ただ中途半端に終わらせたくない性分
なので、清掃に毎回1時間以上掛けてます。(^^ゞ
保管もできるだけ紫外線にさらさないように、また住んでるところが
内陸でホコリっぽくスギ花粉も凄いところなのでボートカバーを
必ず被せています。

ボートカバーしたまま走るとボートが小キズだらけになるので
やめましょう~。(経験者は語る・・・)
でも正直言うと、前日から不眠で出かけて、釣りで疲れ切った身体に
更にムチ打って最後のクロージングをやるのって結構ツライです。(^^;
その後、道具洗って、魚を処理して・・・、あーウンザリ。
洗艇が一通り終わってボートカバーを掛ける頃には疲労コンパイで、
ボートカバーのベルトがクリートやらトレーラーのフレームの変な
ところに引っかかって、スムーズに被せられなかったりすると、
「なんだよこのボートカバ-!ベルト多すぎなんだよ!」なーんて、
物に八つ当たりするほどボロボロになってることもしばしば・・・。
(ボートカバー屋さん、CS活動にはいいネタでしょ?)
でもさすがに2年以上も続けてきたお陰で、洗い方も工夫して、
だいぶ楽に、かつ効率よくなり、今のスタイルに落ち着きました。
今日はそんな僕流のレギュラーな洗艇方法をご紹介します。
まずキモはスポンジです。
メラミンフォームという洗剤の要らない魔法のスポンジたわし。

↑画像をクリック
水道水とこれだけです。 「わたしはたわし」だって、プププ。
最初の内はデッキの汚れはデッキブラシでゴシゴシやってましたが、
土ボコリなどによる黄ばみ汚れはデッキブラシじゃなかなか落とし切れず、
1年を経過したころにはその黄ばみがずいぶん目立って来ました。
タオルでゴシゴシやれば落ちるのですが、これをデッキ全てに
やるのはとても大変で、何とか楽に落とせないものかとマテリアルを
探していたところ、ひょんなことでこのメラミンフォームというスポンジ
に出会って早速試してみたら、タオルに比べてかなり楽に、しかも
気持ちいいくらい黄ばみが落ちてくれたので、それからはずっとこれを
使っています。
ホ-スで水を勢い良くかけてホコリや砂、塩を流し落としてから、水を
含ませたスポンジでデッキの網目に沿うように軽く擦ります。
汚れが頑固なところはゴシゴシ・・・。
小キズに入った細かいホコリも取り除いてキズが目立たなくなるし、
牽引中についた路面のタールや、濡れタオルで拭くと伸びちゃうような
油滴も簡単に落としてくれます。

おらは安売りの時に60枚纏めて買いました。もう直ぐ無くなるので
また補充しないと・・・。
140HHの場合、デッキに2枚、外周に1枚の計3枚使います。
3枚使うというのは、擦っているうちに消耗しちゃうんです。
とりわけデッキの様なザラザラ面の多いところは消耗が著しく、
バウデッキからセンターコンソール付近までで1枚がボロボロに
なります。
あまり汚れていなくて大事に使えば2枚で済む時もありますが、
まあ、だいたい平均して3枚でしょう。
余ったスポンジや、ちぎれたカスを使って、モーターウェルなど
の油汚れのひどい部分や、トレーラーのフレーム、タイヤ
フェンダーなどの汚れを取ってます。
気をつけたいのは、スポンジとは言っても厳密には研磨材なので
ボートの製造工程でゲルコートの薄くなりやすいところ、
例えばガンネルの角の部分などはあまりゴシゴシやらない方が
良いと思います。
何十回と洗っているうちにゲルコートがさらに薄くなって下地の色が
薄っすら出てきちゃうかも・・・。
それとエンジンカバーのプラスチックコート面もつやが消えます。
ちょこっとやっちまったい。
そういう表面の柔らかいところや塗装の弱いところは、
それこそ水をたっぷり含ませたタオルなどで塩を流し落とす
くらいにしたほうが無難でしょうね。

塩漬けマークっ♪
後はエンジンの塩抜きをやって終わりです。
(グリスアップも必要に応じてやりますけど、今回は割愛します。)
体力的に余裕がある時は水分の吹き上げをした後に、
光沢面のワックスがけもします。
僕の場合は、たまたま手に入ったブリスXというガラス繊維系
ケイ素ポリマーでコーティングしています。
ブリスXは一回やると9ヶ月持つということなので、
これは半年に一回やるかやらないか。
注:デッキやガンネルのノンスリップ処理された部分には絶対に
コーティングしないで下さい。 滑ります。落水します。(常識的に当然の話ですが・・・。)
正直なところ、これの効果はわかりません。
ただ一つ効果が見られたのは、ロッドホルダーのプラスチックの
特有の汚れが殆どつかなくなったことです。
ということは当然ながら、艇体全体の光沢面も、それだけの効果が
出ているということでしょうか。
そう言えば140HHを扱うお店にお邪魔した時に、
「同じ年月経ってるのに、なんでSugaさんのはキレイなの?」って
聞かれたことがありました。
同時期に納艇された試乗艇を見たらボディのゲルコートが
だいぶくすんでいたので、逆にビックリしたくらい。
やってて良かったかも、と思ったのは言うまでもなく・・・。
保管の状態もあるでしょうから、一概に言い切れませんが、
ひょっとしたらブリスXの効果があったのかも知れません。
140HHは僕のもまだ3年経過していませんから、他のオーナーの
方も長くて2年そこそこのはずです。
永く美しい状態を保ちたいなら、まだゲルコートがくすんで来ない
うちに、コーティングはした方が良いかも知れません。
そうそう、最近140HHで思うのは、バウデッキのストレージハッチと、
センターコンソールのグローブボックスのハッチはゲルコートの材質の
グレードが低いのか、それとも硬化剤などの配合比率が他と異なるのか、
デッキなどの他の面に比べて変色が早い様です。
周囲の面と比べてやや黄ばみが出てきました。
さすがに材質的に変色すると、メラミンフォームでもお手上げです~。(笑
こまめに洗うのは結果的に細部に渡ってチェックすることにもなるので、
できるだけマメにやった方が良いでしょう。
ちなみにメラミンフォームは「激落ちパパ」という商品名の「激落ち
シリーズ」が店頭ではメジャーな様です。
100円ショップでもメラミンフォームは手に入るそうですので、
一度試して見てはいかが?
僕的にはサイズも手頃だし、まとめて買えば値段もリーズナブルな
これ↓がオススメかな・・・。

わたしはたわし・・・。
なーんか力抜けちゃうんだよな~。(笑