2007年05月31日
全周灯 (その4)
よくロッドのグリップに使われてるあれと言えばわかりやすいでしょう。
それのブロック状のものから切り出します。
東急ハンズで、「EVAスポンジレンガ」と言う名称で1500円くらいで
手に入ります。(東急ハンズのネットショップでも入手できる様です。)
EVAって、エチレン・ビニール・アセテートの頭文字ってこれ買うまで
知らなかった。
適度な密度で硬さもそこそこ。カッターで簡単に成形加工できるので
これをインナーに使って、外皮はFRP補修剤を塗ったくってシェルを
作ります。
FRP補修剤にはファイバークロスの生地が付いてますが、ここでは
使いませんでした。 全周灯のマストは塩ビパイプが支えになるので、
これそのものの強度はさほど必要ないので・・・。

ブロックからおおざっぱに切り出してみましたが、
やはり現物あわせしたいので紙粘土でクレイモデルを作って
みることにしました。

もすこしカタチを整えて・・・。

こんな感じ・・・。
感じは、まーまーいいんだけど、ちょっと上がでっぱり気味なので、
2-3センチパイプを詰めて、ウィンドシールドとコンソールの境界の
ラインに合わせて揃えることにしました。
すんません、その後の途中経過の画像を撮り忘れて、画像がない
のですが、
クレイモデルから、実際のカタチを見て、EVAを成形します。
何度か現物あわせもしながら、カタチを整え・・・。
次にヤスリで表面を粗し、FRP補修剤を塗布。
伸ばして薄くした方が鬆が入らなくて良いです。
そして硬化後、表面を研磨。
必ずボリューム不足で凹みが残るので、凹みを無くしていくつもりで
補修剤を塗布して、硬化しては研磨します。
これを3-4回繰り返して、全体のシェルの厚みを稼ぎながら、
凹みや鬆を無くして表面を滑らかにしていきます。
これは納得するまで手を抜かず、コツコツ時間と手間を掛けた方が、
いいものが出来ると思います。
粉塵を吸い込むと、ただちに人体に影響を及ぼすものではないものの
きっとカラダに良くないので、マスクしてやるか、耐水ペーパーを使って
水研ぎがいいでしょうね。

ここはシリコンシーラントで接着する面になります。
で、こいつをコンソールに接着して、配線したら出来上がり。

ところどころ塗装がはげてますが、不慣れな作業だったので・・・。
あとでタッチペンで補修しました。(w

全てが初めての作業だったんですが、それにしては上出来。

全周灯の移設作業終わり。
比較的手元で簡単にスルスルと出し入れが出来るようになったので
やって大正解でした。
耐久性ですが、海水が付着したポールを出し入れするので、
ポール尾部の端子コネクタが腐って補修しました。
ただし、朽ち果てたのは7年たった後の話なので、
耐久性は概ね良好と考えてよいでしょう。
ちなみに、ポール固定時に〆込む部分は、どうしても
ねじり強度が求められるので、塩ビパイプを接地している穴と、
塩ビパイプそのものは鍵状の切り欠きで回転しないように固定
して、捻っても大丈夫なようにしてあります。
(その2の図を参照してください。)
2016年現在も、この全周灯は健在です。
2007年05月30日
全周灯 (その3)
取り付けます。
現物あわせで穴をあけるだいたいの位置を定める。
塩ビパイプを接地させる場所は、燃料タンクのウェルの外枠になるので、
その真上で、かつ全周灯を伸長させたときに、違和感なくまっすぐ上に
伸びるところ・・・。
ここと決めたら、取り敢えずは塩ビパイプが壁に直角に通る穴をあけ、
枠に接地できるように、現物をはめてみながら、徐々に穴を縦長に
広げていく。

こんな大穴あけちゃいました。
もう後戻りできません。(w

真上から見ると、まーまー丸くなってる・・・。

現物を装着して、周囲から眺めて違和感の無い角度にし、接地位置
を決めて、燃料タンクウェルの外枠の接地位置に穴をあける。

設置場所・・・現物あわせをしたら、実際の接地場所は、
予想してマークしたところより10センチも前でした。(^^;)
(これは既に接着して出来上がった時の画像です。)
穴をあけたら、想定外の問題が・・・。
この枠の直下15cmくらいのところにデッキを支えるバルクヘッドが・・・。
全周灯のポールがつかえてしまい全ては収まりきらないことが判明。
やむなくマストの尾部を10cmほど詰めて解決しましたが
さすがにそこまでポン付けで済むはずはないってことです。
でもその程度でよかった・・・。
つぎはフェアリングの製作にかかります。
全周灯 (その4)に続く。
2007年05月27日
全周灯 (その2)
この2-3年、夜シーバスをして「あーやだ」と思うたびに
間欠的に考察して決めたのは、
1)これまでの全周灯のポールをそのまま流用し、
2)テレスコピックにしてコンソール内に収納できるようにする。
それまでもいろいろ考えましたが、この方法がコスト的にも
自作する難易度からしても最も現実的な気がしてました。
実現できれば、すごくスマートだし・・・。
ある日、ポールをしげしげと眺めながら、「ん!」とイメージが
閃いてホームセンターへ・・・
使えそうな塩ビパイプを2本(直径20mm、25mm)と、
ついでにおー、これこれ!のぼり旗ざおゲット!これ重要~!
しめて1000円くらい。
早速帰って、ポールを20mm塩ビパイプに挿入してみる。
「ブッ!! ドンピシャ! まじ~!?v(^o^)v 見事ピッタリ。」
次に、のぼり旗ざおのパイプを固定するストッパーにポールを挿し込んで
絞めこんでみる・・・。
「ブッ!! ドンピシャ! まじ~!?v(^o^)v 見事ピッタリ。」
ちょっとーーー話が出来過ぎじゃない?
ストッパーを割らないように、のぼり旗ざおから慎重かつ丁寧に外し
(きつくはまってるだけ。)塩ビパイプの口に合わせてみる。
「うん!いける! きまり!」
25mmの塩ビパイプは、内側を若干削って内径を拡げ、20mmパイプと
ストッパーを連結するアダプタとして使用することにした。
重なる部分は厚みが出て強度が増すので具合がいい。
そうと決まれば話は早い!
締め込み時の回転に耐えられるように小さなタッピングビスで
4点止め(ビスの先端はポールに当たるのでペンチでカットね。)、
さらにエポキシ接着剤で固定。
ちょっとポールを挿し込んでみよう・・・。
どうよ?
写真ではまだ下段のタッピングが終わってないけどこんな感じ。
ストッパーを緩めて伸ばすと・・・。
ほらー、いい感じじゃーん。v(^o^)v
下はどうするの? 下はカールコードつないじゃえばいいでしょ。
「びよよーーーん」って伸びるやつね。
エポキシパテでコネクタ作らなきゃ・・・。
カールコードは、クルマのシガーライターから取るマップライトの
使わなくなったやつのリサイクル。 端子は銅線太いのが
あれば理想だけど、無かったので適当に・・・。
本当はこう言うのケチっちゃダメなんだけどねぇ・・・。(-_-;
で、エポキシパテで固めちゃう。
で、硬化したらコンコンと叩いて抜き取るとコネクタの完成。
後で接着剤で落ちないように固定しちゃうけどね。
中身は思ったよりせこいでしょ。DIYだもん。いいのよー。
こういうのは美しさと機能と、耐久性がとれてれば・・・。
ということで、こんなイメージになります。
ではここまでの材料レシピを・・・。
20mm塩ビパイプ 1mそこそこ。1本
25mm塩ビパイプ 同上 1本
のぼり旗竿 1本
ステンタッピングビス(皿)小さいの 8個
ここまでで、1500円以内。
カールコード 1本 (リサイクル)
ケミカル系
エポキシ接着剤 接着固定用
エポキシパテ コネクタ作成に使用
全周灯 (その3)につづく・・・。
2007年05月26日
全周灯 (その1)
昨年末から正月に掛けて全周灯を標準位置の右舷後部から
センターコンソールに移設をおこなった。
その理由は3点。
1) 安全確認に支障がでる。
a、夜間、立ち操船だとちょうど目線の高さに灯りがあり、
右後方の確認がしずらい。
b、水路などで釣りをしつつ他の航行する船舶を警戒するにも
眩しくて十分な安全確認ができず常にその向こうが気になる。
少ししゃがむなり、座るなりすれば何とかなるので我慢できるが・・・。
2) ポールが邪魔をして右舷側のサイドキャストが出来ない。
低い弾道で打ち込みたいときはかなり邪魔。
仕方ないのでその時だけポールを抜く。
良くないのは分かってるけど・・・。
3)基台のソケットに海水が浸入し、端子が腐って折れてしまう。
(つまり壊れます。 ><;)
2年目には割りピンのようなマイナス端子が根元から腐って折れた。
基台を外して裏側からドリルで折れた端子をほじくり出して、
自作の端子を挿し込んで再生させました。
写真は一度再生させた端子ですが、また腐ってる・・・。><
新規ユーザーには、一先ずシリコングリスを端子の根元に盛って
延命処置を施すように機会のあるたびに伝えてはいるが・・・。
スプレーを浴びにくいフネの中で、最も浴びやすいこの位置に、
このソケットタイプの基台は如何なものか・・・。
こういうのに気がつきはじめると、何故フィッシングボートの
多くがセンターコンソールに灯火類を集中さているのか合点がつく。
これだけ使い勝手の悪さや塩害に弱いものと判明したら、
やはり根本的に見直さなきゃ・・・。
HHはもともとシーバス専用、またはキャスティングゲーム専用として
作られていないから、こういうところは十分に詰められていないという
ことがうかがえる。
また、この事象は3年も前に製造元に報告済みだが、対策を講じる
動きがないので自分でやることにした。
さーて、大穴あけるぞぉー。
結構勇気いるんだ、これが・・・。(w
全周灯 (その2)へつづく
2007年05月21日
いいかどうかは別として
>製作中。
>そのうち、いいの出来たら書きますわ。
いいかどうかは別として、一応試作品が出来たのでラウンド
ハンドレールにベロクロで仮止めでマウントしてみた。
たぶんハンドルの陰にならず、リグる時の手元を照らす照射角度
としてはこの位置がベストかと・・・。
自分が右利きなので、たいがいのことは右手でするのと、
前に移るときは右手で身体をホールドしながらコンソールの
左側に立つので、この手の出っ張り系デバイスは右側に
偏る傾向にあります。
走行中はスロットルレバーが立ったときに邪魔になるので
アームを真っ直ぐにして収納できるようにしました。
出来るだけスマートにね。
自分がスマートになれ? アイタタ・・・><
2007年05月16日
メンテメンテ
GWの出撃で、デッキライトが点灯しなくなった。
休憩するためにフネを着岸させ、
暗いのでデッキライトのスイッチをON。
「あれ、点かない・・・。>< 」
お気に入りのブルーのLEDプッシュボタンは点灯
するものの、メインのデッキライトが反応しない。
リレーはカチン!って音するんだけどな・・・。
なんか寂しくなった・・・。T_T
この前、油圧ステアリングでヘルムポンプの装着をしたときに、
ついでに配線を整理して、余分なコードは巻いてグローブボックス
にまとめた。 コンソールの中がスッキリ~。気持ちええ~。
LEDのヘッドライトはスペアまで持ってるくらいだから、
最悪それでもいいんだけど、リアストレージの中にあって非常に
使いにくかったデッキライトのスイッチをセンターコンソールに
移設したら、ひじょーにかっこ良く、しかも超使いやすくなった。
(だいたい、なんでストレージの中に設置したん?)
そのせいかも知れないが、5年目に入ろうとしてるバルブに
急に負荷が掛かるようになったせいか、バルブが飛んじゃった。
かっちょよくLEDプッシュボタンを採用。 キレイでしょ。
夜はこれがいいのよ♪ リレーも噛ましてまーす。
スプレー浴びにくいHHゆえにこの手の電装系は結構安心して
使えちゃう。今までスイッチ類が塩でダメになったことないもん。
一応、スイッチ移設はDIYなので、断線とかないか念のためチェック。
うん、来てます来てます。
おいらのHHは仕切り板が無い初期型なので、コンソール内の
メンテは非常に楽。しかもコンソール内が広々使えるので20L
スペアタンクを常設。重量バランスも良いしね。ただJCI認可品
ではないので耐久性に若干難あり。3年使ったらピンホールが
あいて燃料が漏れだした。最初の3年は乗り方粗かったから
ねぇ・・・。
燃料コックでタンクを即座に切り替えられるようにしてあるので
エンジン止めずに復旧~。 Hot Swap Fuel System?
バルブのソケット形状が、見慣れないタイプだったのと、過去に
ドッキングライトのバルブが飛んだ時に、特殊なバルブでえらい
高かったのを思い出して、念の為、購入元に聞いてみると
「入手しにくいバルブで・・・本体ごとの交換・・・」
「はい~?本体ごと?そりゃいくらなんでも・・・。」
本当にそうなのかなー なんか勘違いしてないかい?
大手のマリングッズ総合カタログでも普通に載ってるライトよ。
飛んだバルブの写真を撮ったので、デジカメ持参で深夜営業
してる「何とかの殿堂」のカー用品コーナーへ・・・。
ん?これか? H3/12V55W・・・・これじゃーん。あるじゃーん。
2個で2680円。(HID風100W相当) 普通に売ってるバルブで
ございました。 ホッ。
さてさて交換交換~♪ また快適なナイトゲームが楽しめるぞっと。
ヒューズも見ておこう・・・ヒューズボックス、ヒューズボックス・・・。
ん?どこ? え、無い・・・まさか直結? そんなぁ・・・そりゃ飛ぶよぉ・・・。
しゃーないなぁ・・・5Aのヒューズを割り入れて・・・っと。 これで完璧~。
やた!ふっかーつ。部屋の蛍光灯もそうだけど、
簡単ではあるけど、点灯すると嬉しいもんだねぇ・・・。
だけどね、最近頻繁に使うようになって思うのは、このデッキライト
位置的にゲストサービス専用なのよね・・・コンソールの前しか
照らさないでしょ。 この位置に決めたのはメーカーなんだけどさ、
まぁ、確かに他につけるとこないよなぁ・・・。
オーナーのおいらは暗いまんまでLEDヘッドライトを首から
掛けてルアー結ぶ・・・なんだかなぁ・・・。(苦笑
そんなんで、今、工作に入ってるのは、ドライバーズシートで
リグを作りなおすのに照らす自分用のスポットライトをリサイクルで
製作中。 こっちはLEDだから100W相当の明るさは程遠いけどね。
そのうち、いいの出来たら書きますわ。
2007年05月07日
GWが終わると気分は・・・
初夏だねぇ~。今年も半そでで快適な季節がやってきました。
プラントの臭い匂いから開放されるシーズン・・・。
気分は、自ずとこっちの方へ・・・。
潮目だぁ!
流れ藻だぁ!
鳥山だぁ・・・!!
流木だぁ・・・・
////////////////////
昨年はこの流木を誰よりも早く見つけて理想的な展開が出来た。
流木にはメータークラス2-3本の混ざる10数尾のシイラが
付いていたが、まだ夜が明けたばかりで寝ぼけている。
「起きろー!! 起きろーーーい!!!」
TDペンシルを流木の向こうから高速で通して魚を叩き起こす。
スゥーっと数尾が出て来るが、深追いして来ず、流木の周囲にいる
群れに戻っていく。
2投目、流木を数メーター過ぎるまでは超高速リトリーブ。
フッとポーズ。 「どうだ!」
あは、ワラワラ出てきた! 「にげろー!」 ハイパートゥイッチ!!
そしてポーズ! バシャ! 「おっとまだ早い!」
バイトの瞬間にわざとゴーを掛けて食い損ねさせる。
イライラさせて活性をあげる。
魚の動きが早くなった。「スイッチオン!」
流木から離れすぎると広範囲に散ってしまうから、流木に
戻れそうな距離でわざとルアーを見失わせるように回収する。
決めのキャストは流木のやや手前。
魚たちはスイッチオンのまま悶々状態。
着水と同時に飛び出してきた!
再びバイトしようとする魚のタイミングをトゥイッチでかわし
より大きな魚を選ぶ。
「こいつ! よっしゃ決まった!」
グン!グングングン!
5.6ftショートロッドだから派手に大合わせ。
ジ、ジィィィーーーーー。
追い合わせ! フッキン!フッキン!
(鈴木文雄氏?丸橋英三氏?みたい・・・)
バッシャーン! やりーっ!
追ってきた10匹程度のスクールに残念ながらメーターは入って
おらず、最終的にバイトさせたのは又長80そこそこのメス・・・。
とは言っても、ランは強烈~。
そのやり取りをしている最中に、一杯のシイラ船が通り掛かり
無線で仲間に連絡してる・・・。
(あ、見つかっちゃった・・・。 >< )
魚を走らせたまま、あわてて携帯でヤスちゃんを呼ぶ。
(漁夫の利、漁夫の利! とられっちまーどっ!)
「お掛けになりました番号は電波の・・・」
(おーーーい、こっちはシイラ掛けてんの!)
かぁー! Auかぁ 使えねーーー!
ドコモだって掛からん海域があるっちゅうのに
なんでAuなんだよぉー。
濡れても大丈夫って、
繋がらなかったら意味ねーじゃんなぁ・・・。
漂流したらどうすんだよぉ。
今、駆けつければ「漁夫の利」作戦できたのに・・・。
四方から見る見る地元のシイラ船が集まってきた。
ついには5杯ものシイラ船団に囲まれた。 あ~あ~
無線交信がサラウンドで周囲に響きわたる。
「”そーらー するらぁー”」
太陽光発電と、携帯電話の話題?っつーかぁ、せるらぁー?
お、タクヨウさんだ。おいらこのフネで初めてメーター上げたん
だよなぁ・・・。沼津はまだ少人数制だから快適なんだよなぁ。
そんなシイラ船でもポツポツと魚があがる。
(楽しい? 楽しいよねぇ~。 おれも昔すげー楽しんだ。)
その光景に10年前の自分の姿を重ねていた。
「懐かしいなぁ・・・でももうあのスタイルには戻れないなぁ。」
自由気ままに走り回り、単独で群れを見つけられれば、
他のアングラーに邪魔されることなく、じっくりとその魚たちと
遊ぶことができる。
釣る前から知らないアングラーと釣り座をめぐって争う必要もない。
(あれが一番イヤだった。)
今日のような「じっくり」なんてゲーム展開は仕立てなきゃムリ。
しかも釣れなかったら、悔しさが増幅される。チクショー!(T~T)
今の自分は「釣れないのは自分のせい」と素直に諦められる。
ボーズ食って、ふて腐れることもない。
あと少しやりたい、あの潮目まで行きたい。
今はやれる、いける・・・。 贅沢だな~。
釣った・釣られたの優越感・敗北感。それとは明らかに異なる
高い次元の優越感。 敗北感はそこにはありえない。
「もうあそこには戻れない・・・。」
なーんて昔を思い出してしまった。(w
そうこうしているうちに魚が浮いてきた。
得意のハンドランディン・・・いやいやネット使います。
自分で取り込むのってハラハラもんなんだぞぉー。
シーバスよか難しい。
「うっしゃ、入った! ふぅ~終わり~。」
そういや、このロッド使い始めて10年経つんだなぁ・・・。
シイラゲームを極限まで面白くさせてくれるロッドっす。
メーカーなくなっちゃったから、もう入手できない。
海に奉納したらショックだから中古だけどスペアも仕入れた。
どこかこれだけでいいから復刻版出さないかなぁ・・・。
バチン バチン ゴトン! ゴトゴトン!デッキで暴れる音に、
「お、取り込んだな。」とシイラ船のアングラーが振り返る。
(エヘ、頑張って釣ってよ~。おいらこれで帰ります~。)
そう、帰るのも自由。
朝早かったし日が高くなってきたからね。
道が混み出す前にかえろっと。
シイラなんて何本もいらない。1本だけそこそこ以上のサイズで
自分が取り込むまでのプロセスが存分に楽しめればそれで満足。
続けてれば、いずれまたでかいの掛ける時が来るでしょ。
今年は黒潮近くなるといいねぇ~。 3年前の潮が良かったなー。
2004年の黒潮は、湘南であがったメーターをペンペンと
呼ばせるほどのシイラフィーバーをもたらした。
おいらが120cmをHHで釣り上げたのもこの年でした。
ヤスちゃん、サノチ君、今年はTomoちゃん教育するべ。(w
hideoさんと凹さんゲストで・・・。(w
2007年05月05日
風ニモマケズ 波ニモマケズ?
昨日も、まぁ・・・風、風、風。
はぁ~、少しは静かにしろい!
この前も、その前も、いい加減にせいーーー!!!
なーんて、
でもこの時期しゃーないよねぇ・・・。
もう初夏も始まりそうだしねぇ~。
そうそう、鶴見川河口付近って、
この時期、南の風が吹くとどうなるか、昨日
写真を撮ってきた。
「うさぎぃ~多ーいし~この(運)河ぁ~♪」
HHって、デジカメ出して撮影できるくらいスプレーを浴びないん
ですわ。 普段こんな海況だと「撮ろう」って発想自体が起きない
けど、こう2度も3度も同じような状況だとさ・・・。
え、これじゃ分かりにくい?
そいじゃ、ここクリックしてみて。⇒●
でもね、こんな撮影、油圧ステアリングにしていなかったら、
ハンドル取られてできなかったかも・・・。
やっぱ油圧いいよぉ~。もうケーブルには戻れない。
この道のプロの方に、「油圧ってどのくらい持つものなの?」って
聞いてみたら、呉666をスプレイしとけば10年は余裕で持つって!
あはは、正解でしたな。(w
SRMが以前に、「試乗の日の海が荒れると非常に成約率が
高い」って言ってたのを思い出した。 そうなんだよねぇ~。
こう言うとき乗ってみなきゃわからんよねぇ・・・。
まだ買って間もない頃に、こういう海況に出くわして、おっかな
びっくりしながらも無事帰ってきてさ、「こいつすげぇー!」って
よく思ったものですわ。
すげーいい買い物したぁって。
だから余程のことが無い限り手放さない。
手放さないよねぇ・・・いいフネだもん。
でもこうも風が強いと、表じゃどうやっても釣りにならん。
仕方ないので、毎度の「風ウライズ」。
丹念に探って行きましょう~。
やった~。久しぶりにデイゲーム(夕間詰めやん。)で1本~。
バスみたーい! そかぁ、このパターンだったのねぇ~。
ここは秋と同じかぁ~。
暗くなる前に、風裏ルートで安全に帰れるところまで戻る。
さーじっくり丹念に行きまっせ~。
おいしそう~。
面倒なので中略。
ポツポツと、こんな具合。
50超えれんかったね。
Tomoちん、お疲れ~。
2007年05月02日
お台場ツーリング
とは言ってもTomo艇はまだ慣らし運転中だから控えめに・・・。
運河の終点付近。 一際明るいエリアは天王洲アイル。
水際はデートスポットなのだが、オカッパリシーバサーたちが
カップルの奇異な目も気にせず、黙々とルアーをキャストする
スポットでもある(らしい。)
おいらはとても恥ずかしくて出来ないのでボートでアプローチ。
東京港 ミッドナイトクルーズの遊覧船の出港を横目に・・・。
おしゃれなフネだなぁ・・・。金持ちに生まれたらこういうフネ
で世界を旅したいもんだねぇ・・。
ただのリーマンじゃHHが限界・・・?
いやいや、十分贅沢してます。(w
あんなクルーザーじゃボートシーバス出来んもんね。
レインボーブリッジと東京タワー! アーバントレ・・・。
おっと失礼、他社のキャッチフレーズ(企画倒れ)でした。
お台場に到着! その頃には既にTomo艇のエンジンの
慣らしも完了! さーて、シーバスやりながら帰ろー。
落ち合う場所を決めて、それぞれが思い思いに散らばる。
「Good Luck!」
ってみんなどうするんだろうって思ったら、みんな一気に
横浜方面にかっとんでいった。
やっぱり地元のフィールドの方が確実ってことか・・・(w
こっちは滅多に来ないからわからんもんねぇ・・・。
定番Pに入り、サノチ君は得意のTDソルペンでトップで誘う。
「7Sで来ますよ。やってみてください。」
「そう?」
アタリがあったが乗らなかったらしい。
彼のトレースラインの邪魔をしないように間に入り、
言われるように7Sを入れてみる。
7Sが来ていると思われるディスタンスでシーバスが
バシャバシャっと腹を見せた。
「来ました?」
「いや、サノチ君じゃないの?」
「いえ・・・。」
「ん?食い損ねて溺れたか?」
もう一度入れてみる。 「よし、来た!」
「一抜け!こばっちぃではないよー。(w」
魚とのやり取りをする前に、サノチ君の邪魔をしないように、
クラッチを入れ戦線離脱。
30mほど離れたところでじっくりとやり取りをする。
ライトリグなのでドラグジージー 楽し~。
さーていくつかな~。 首振り具合でややよしとわかる。
得意のハンドランディング。(ネット面倒だし邪魔なんだもん。)
くぅー60行かなかったかぁ・・・。
ということで、今日も魚の顔が見れました。(w
もう一本は、他のとこで9Sで上げたもの。
無事Tomoちゃん艇も進水、そしてエンジンとTomoちゃんの
慣らしツーリングも無事終了。
これからより一層濃密なシーバスライフになりそうです。(w
Tomoちゃん、おめでとうございました。
そのうちインプレの寄稿ヨロシクね。
2007年05月01日
Tomo艇 上陸!
4月28日(土)川崎港にTomo艇がやってきた。時化で昼過ぎ到着が大幅に遅れ
入港は17時。
早く家を出た僕らは仕方ないのでそれまでボートシーバスやってました。(^_^;
天気予報では、寒気が入り込んで午後から雷雨になるって。 確かに前線が通過
するまでは前回の強風を彷彿とさせる突風交じり。 港内はウサギが跳ねてたけど、
この風でこの水域の上限は分かってる。波動の大きなウネリはタグボ以外は
起きないので比較的安心。(HHならね。他は知らない。)
船内の連結作業では早速バックモニターが活躍。やっといてよかった!
フェリーから下ろし、早速各部と付随品のチェック。仮ナンバーの
装着。事前の打ち合わせをしっかりやってたので至ってスムーズ。
このまま進水に向かうのでスタンドで満タン!
「さ!おろすべー 暗くなっちまー。」
船検登録シールを慎重に貼って、フェンダー付けて、前の
シーボーイで使ってた装備品を載せて・・・。
清めの酒&塩 「あらったま、きよったま~♪」 おめでとー!
しんすーーーーい!
風も雨もすっかりおさまって、ベタベタだよー。いくべー!
進水祝いは、エンジンの慣らし&航行訓練も兼ねた
お台場ツーリング2時間コース。
航行に注意しなければならないところ、シーバスチャーター
ガイドたちと共通のローカルルールを要所要所で伝授。
折り返す頃にはエンジンの慣らしも終わって全開にまわせる。
潮の具合で帰りにあちこち叩いて帰ってこようってプラン。
風が北西風に変わり、東京湾西岸はベタベタの凪。
進水祝いツーリングにはまたとないチャンス。
普段の行いがいいんだねぇ・・・。
お台場ツーリングに続く・・・。