2007年05月31日
全周灯 (その4)
基台、兼フェアリングに使うマテリアルはEVAを使うことにしました。
よくロッドのグリップに使われてるあれと言えばわかりやすいでしょう。
それのブロック状のものから切り出します。
東急ハンズで、「EVAスポンジレンガ」と言う名称で1500円くらいで
手に入ります。(東急ハンズのネットショップでも入手できる様です。)
EVAって、エチレン・ビニール・アセテートの頭文字ってこれ買うまで
知らなかった。
適度な密度で硬さもそこそこ。カッターで簡単に成形加工できるので
これをインナーに使って、外皮はFRP補修剤を塗ったくってシェルを
作ります。
FRP補修剤にはファイバークロスの生地が付いてますが、ここでは
使いませんでした。 全周灯のマストは塩ビパイプが支えになるので、
これそのものの強度はさほど必要ないので・・・。

ブロックからおおざっぱに切り出してみましたが、
やはり現物あわせしたいので紙粘土でクレイモデルを作って
みることにしました。

もすこしカタチを整えて・・・。

こんな感じ・・・。
感じは、まーまーいいんだけど、ちょっと上がでっぱり気味なので、
2-3センチパイプを詰めて、ウィンドシールドとコンソールの境界の
ラインに合わせて揃えることにしました。
すんません、その後の途中経過の画像を撮り忘れて、画像がない
のですが、
クレイモデルから、実際のカタチを見て、EVAを成形します。
何度か現物あわせもしながら、カタチを整え・・・。
次にヤスリで表面を粗し、FRP補修剤を塗布。
伸ばして薄くした方が鬆が入らなくて良いです。
そして硬化後、表面を研磨。
必ずボリューム不足で凹みが残るので、凹みを無くしていくつもりで
補修剤を塗布して、硬化しては研磨します。
これを3-4回繰り返して、全体のシェルの厚みを稼ぎながら、
凹みや鬆を無くして表面を滑らかにしていきます。
これは納得するまで手を抜かず、コツコツ時間と手間を掛けた方が、
いいものが出来ると思います。

粉塵を吸い込むと、ただちに人体に影響を及ぼすものではないものの
きっとカラダに良くないので、マスクしてやるか、耐水ペーパーを使って
水研ぎがいいでしょうね。


全てが初めての作業だったんですが、それにしては上出来。

全周灯の移設作業終わり。
比較的手元で簡単にスルスルと出し入れが出来るようになったので
やって大正解でした。
耐久性ですが、海水が付着したポールを出し入れするので、
ポール尾部の端子コネクタが腐って補修しました。
ただし、朽ち果てたのは7年たった後の話なので、
耐久性は概ね良好と考えてよいでしょう。
ちなみに、ポール固定時に〆込む部分は、どうしても
ねじり強度が求められるので、塩ビパイプを接地している穴と、
塩ビパイプそのものは鍵状の切り欠きで回転しないように固定
して、捻っても大丈夫なようにしてあります。
(その2の図を参照してください。)
2016年現在も、この全周灯は健在です。
よくロッドのグリップに使われてるあれと言えばわかりやすいでしょう。
それのブロック状のものから切り出します。
東急ハンズで、「EVAスポンジレンガ」と言う名称で1500円くらいで
手に入ります。(東急ハンズのネットショップでも入手できる様です。)
EVAって、エチレン・ビニール・アセテートの頭文字ってこれ買うまで
知らなかった。
適度な密度で硬さもそこそこ。カッターで簡単に成形加工できるので
これをインナーに使って、外皮はFRP補修剤を塗ったくってシェルを
作ります。
FRP補修剤にはファイバークロスの生地が付いてますが、ここでは
使いませんでした。 全周灯のマストは塩ビパイプが支えになるので、
これそのものの強度はさほど必要ないので・・・。

ブロックからおおざっぱに切り出してみましたが、
やはり現物あわせしたいので紙粘土でクレイモデルを作って
みることにしました。

もすこしカタチを整えて・・・。

こんな感じ・・・。
感じは、まーまーいいんだけど、ちょっと上がでっぱり気味なので、
2-3センチパイプを詰めて、ウィンドシールドとコンソールの境界の
ラインに合わせて揃えることにしました。
すんません、その後の途中経過の画像を撮り忘れて、画像がない
のですが、
クレイモデルから、実際のカタチを見て、EVAを成形します。
何度か現物あわせもしながら、カタチを整え・・・。
次にヤスリで表面を粗し、FRP補修剤を塗布。
伸ばして薄くした方が鬆が入らなくて良いです。
そして硬化後、表面を研磨。
必ずボリューム不足で凹みが残るので、凹みを無くしていくつもりで
補修剤を塗布して、硬化しては研磨します。
これを3-4回繰り返して、全体のシェルの厚みを稼ぎながら、
凹みや鬆を無くして表面を滑らかにしていきます。
これは納得するまで手を抜かず、コツコツ時間と手間を掛けた方が、
いいものが出来ると思います。
粉塵を吸い込むと、ただちに人体に影響を及ぼすものではないものの
きっとカラダに良くないので、マスクしてやるか、耐水ペーパーを使って
水研ぎがいいでしょうね。

裏っかわはこんな感じ。見えないところだから適当でいいです。
ここはシリコンシーラントで接着する面になります。
で、こいつをコンソールに接着して、配線したら出来上がり。

ところどころ塗装がはげてますが、不慣れな作業だったので・・・。
あとでタッチペンで補修しました。(w
ここはシリコンシーラントで接着する面になります。
で、こいつをコンソールに接着して、配線したら出来上がり。

ところどころ塗装がはげてますが、不慣れな作業だったので・・・。
あとでタッチペンで補修しました。(w

全てが初めての作業だったんですが、それにしては上出来。

全周灯の移設作業終わり。
比較的手元で簡単にスルスルと出し入れが出来るようになったので
やって大正解でした。
耐久性ですが、海水が付着したポールを出し入れするので、
ポール尾部の端子コネクタが腐って補修しました。
ただし、朽ち果てたのは7年たった後の話なので、
耐久性は概ね良好と考えてよいでしょう。
ちなみに、ポール固定時に〆込む部分は、どうしても
ねじり強度が求められるので、塩ビパイプを接地している穴と、
塩ビパイプそのものは鍵状の切り欠きで回転しないように固定
して、捻っても大丈夫なようにしてあります。
(その2の図を参照してください。)
2016年現在も、この全周灯は健在です。
Posted by suga at
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